・すべてが収束する最後の演奏がもう、「オーケストラ!」と手を叩きたくなるような大団円。気持ちいい。
・秩序も何もなく、パリに着いても勝手に金儲けを始めるような奴らが、「レアのために戻れ」のメールで劇場に集う。本番が始まってすぐの演奏はグダグダのボロボロだが、アンヌ=マリーの演奏を聴くや皆レアを思い出し慈しむような表情を見せ、素晴らしい演奏へと変わってゆく。この感動たるや……
・そもそもの計画開始からはじまってパスの偽造や旅費の工面などトンデモ道中だっただけに、「なぜアンドレイはチャイコフスキーを、アンヌ=マリーと演奏したがったのか」という核心が深く心に残った。
・音楽的教養は皆無な私でも十分に楽しめた。
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